第29回 日本ナショナル・ミュージック・キャンプ ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ サマー・コンサート2011

ジュニア・フィルの団員は、ほんとうにピュアです。アマ、プロと数あるオーケストラの中でもジュニア・フィルハーモニック・オーケストラは、とにかくピュアなオーケストラだと思います。団員は指導者を、一点の曇りもなく100%信じます。例えば、体調がすぐれない時に指導をすると、どんどん悪くなっていきます。しっかり準備を整え、気持ち良く指導できた時には、素晴らしい音楽を奏でてくれます。ピカピカに磨かれた鏡のような、純粋な集団です。

指導を始めて10年が経ちました。プロのオーケストラの現場にいる者が指導するということは、若い人たちにとって、分かりやすく、確信が持てるのではないかと思っています。私自身もそのことを念頭に置きながら、指導にあたってきました。ただ、指導を始めた10年前を振り返ると、私自身、稚拙で技術的にも足りない部分があったと思います。その私が、10年間団員と接することで、随分と成長することができました。現役のプロにさえ、刺激を与える力を持ったオーケストラです。当然、個々の団員にも大きな良い影響を与えています。

自分のパートの音だけでなく、他の人の楽器の音を感じ、合奏という調和を生みだす過程で、周りの人たちの音を想像したり、気持ちを思いやるなど、技術面だけでなく、“心のしわが増えていく”人として成長を遂げられる場、だと感じています。ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラは、音楽を通じて、人間性も豊かにする貴重な存在です。 齋藤  真知亜(NHK交響楽団フォアシュピーラー)

指導者は、現役で活躍する各パートの専門家ばかりです。

団員の成長のために、素晴らしい指導者をお招きします。 ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ 代表   小林  祐一

ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラには、いわゆる“音楽監督”はおりません。音楽監督を置かない代わりに、プロとしてオーケストラで現在活躍されているさまざまな方々を、指導者としてお招きしています。プロの生の声を聞くことができるだけでなく、多種多様なパート・考え方を持つ方々の指導を受けられるということは、さまざまな価値観に触れられ、感受性豊かな時期に、大いに刺激となることでしょう。若い団員のみなさんが、今後大きく成長していく環境をつくること。そのために事務局は、素晴らしい指導者を各方面からお呼びできるよう最大限努力していきます。